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23) 出針(?) [自伝本『私のこと』]

母の影響 というのは、よくある話だが
特に 迷信のような作法(?)で、母親になった私も つい してしまうことがある。
 
例えば 朝、出掛けにボタンが取れたりする・・・。
そこで、ボタン付けをした後 必ず その服を ぶん投げる。
理由は、出掛けの針は 縁起が悪いらしく
やりたて と思わせないためだ と言う・・・。
≪誰に対して 思わせないんだろう・・・≫
子供ながらに 不思議だったことを覚えている。
 
手を出し、渡されるのを待っていると、必ず遠くへ ぶん投げられてしまう。
母は ちゃんと説明してくれたが
後に、“ぶん投げ ” 見たさに、わざと何かを縫ってもらったことも覚えている。
 
よく聞く、霊柩車を見かけた時、両親指を隠すように ぐぅ握りする・・・
あれと同じような、意味ありな言い伝えだと思うが
なぜか 私は 今でも やってしまう。
 
最近では、出掛けじゃなくても つい ぶん投げてしまう。
案外 気持ちのいいものだ。
 
おばあちゃん世代から、特に田舎には、いろんな言い伝えがあるだろう・・・。
おもしろいから 一度 いろいろ調べてみたいとも思う。
 
 
  

2009年02月10日(火)

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