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149) ハロウィン [自伝本『私のこと』]

何を隠そう 私は大のイベント好きである。
 
旅行・食事会・○○ Party ・仮装 に至るまで、何でも全力投球なのだ。
しかも、それに向けてのイメージが確立すると
執念とも言える不思議な力が湧いて出てくる・・・というタイプである。
 
そのパワーは、子供の行事にも発揮される。
 
何よりも盛り上がるのは、 Halloween Party である。
私の子供時代には、知る由もない行事であったが
近頃では、いろいろなカフェなどでも盛んにパーティが行われているようだ。
 
もともとは、カトリックの諸聖人の日の前晩(10月31日)に行われる伝統行事で
この日は、一年の終りの日(日本でいう大晦日)とされ
死者の霊が家族を訪ねたり、精霊や魔女が出てくると信じられていた。
そこで、悪い霊を追い払うために
カボチャをくりぬいた中に蠟燭を立てて 「ジャック・オー・ランタン」 を作り
魔女やお化けに仮装した子供達が 「トリック・オア・トリート( Trick or treat )」
≪お菓子をくれなきゃ、いたずらしちゃうぞ ! ≫ と唱えて
近くの家を一軒ずつ訪ねる。
家庭では カボチャのお菓子を作ったり、子供達は貰ったお菓子を持ち寄り
Halloween Party を開いたりするのだ。
 
我が家では、1ヶ月前から カボチャ・コウモリ・お化け などの絵を描き
家中に貼りまくることから始まり
お友達への Halloween Party の招待状を描き
皆に配るお菓子の小袋を作ったり・・・と大忙しである。
私も 当日の料理の献立を考えるのだが、カボチャを使ったメニューや
子供達が食べやすいように、ほとんどをフィンガー・フードにするのがベストである。
多い年で 子供の人数だけでも17人になり、ママ達も合わせると25人・・・。
家中が人だらけという具合である。
そんなことを経験すると、いろいろ工夫がうまれてきて
お皿は紙皿、フィンガー・フードだからフォークはナシ。
コップもプラスティックで済ませるが、どれが誰のかわからなくならないように
かわいい動物のシールを貼っておくのだ。
来た順に 子供達には自分の動物を覚えてもらうので、問題は起こらないというわけだ。
 
当然、仮装にも力をそそぐ。
まだ小さい頃は、動物系に変身することが多かった。
既製品に加えて、手作りのグッズをどれほど作ったことか・・・。
でも、やっぱり可愛い姿を想像するとテンションが上がってしまうのだから
親バカ・・・というより、自己満足型というべきなのであろう。
最近では 子供達も感覚が大人びてきて
動物よりも 「ダース・ベイダー」 がいいとか、「マスク・オブ・ゾロ」 はどうかなど
リクエストが難しくなってきてしまった。
相変わらず、頑張る親子であった。
 
まだまだ 私のテンションに答えて楽しんでくれているが
いつの日か 淋しいハロウィンや X'mas を迎えることになるのであろう。
それまでは 思いっきり楽しむことにしよう !
 
 
 

2010年05月21日(金)

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