年表

27) 小学生の遊び [自伝本『私のこと』]

物騒な現代と違い
当時は 放課後に校庭で遊ぶ以外にも、下校してランドセルを家に置いてから
お母さん達が 「ご飯よー 」 と 呼びに来るまで
近所で遊んでいたものだった。
性別も学年も違っても、近所の遊び仲間は大勢いた。
 
思い出されるのは、カン蹴り・ニクタン・ゴム跳び・・・。
中でも印象的な遊びは、 “五歩跳び ” だった。
 
2チームに分かれて、両側に線を引く。
丁度 5歩で渡れる幅の線だ。
使う道具は、平らな石一つ。
その石選びが 勝負の大きなカギになるから
各自のこだわりで 探している時のウンチクも楽しさの一つである。
主に 安定感のある平らな石がベターだが
石ばかりでなく、瓦のかけらのような角があるとベストだ。
思い入れのある石は、秘密の隠し場所に待機させたりした。
 
線の内側から 石を投げ、線を踏まないように まず1歩。
石が 両足の幅の中におさまるように 跳ぶ。
石を手に取り、今度は 相手側の線を越えるように 投げ
あと4歩で 線を踏まないように 石を取り
帰りは 5歩で 自分の陣地にもどる。
 
次から 2歩分、3歩分・・・ と 石を投げる距離がかわる。
最後は、相手側の陣地に投げ うまく線を越え 5歩で 石もGET出来ると、1セット終了。
 
何人で やるかにより、味方が失敗していくと ひとりで戦うこととなる。
1セット終了後は レベルUPして、片足になって 勝負を競うこととなる。
 
まぁ 単純な遊びだったが
石の選択、距離感、バランス感、体の柔軟さ、根性(?)など
結構 子供の身体を作ってくれたと思う。
 
インドアな遊びとしては、女子特有な シール集め や つづき絵・・・。
つづき絵とは、画用紙に横3列になるよう2本の線を引き
横長なエリアの左隅に 何か絵を描く。
それを 色違いや 逆転させたりして 右に進ませ 一つのデザインを完成させる。
それが 3列(3種類) 出来上がる。
 
子供にとって、かなり アート性が要求される遊びだった。
私は これが大好きだった。
 
こんなにも デジタルなグラフィックが進んでいる今でも
字を書いたり、絵を描いたり、模様を描くこと・・・
アナログで描くことが 大好きなのである。
メールよりは FAX! 手紙が好き!
今回の Balance の HP の草葉型のわくの模様も
実は 私の手描きなのだ。
 
自分の今の素質なども、意外に幼い頃の遊びの中から 伺い知ることが出来る。
 
やっぱり 遊びは 大切な 学習だ。
 
現代、DS や パソコンなど、インドアの遊びも変わってきているが
何にしても、思いっきり遊ばなければいけない。
幼児から小学生までには
自分で作り出せる、考え出せる習慣が 身につく遊びを
教えてあげたい と 思っている。 
 
 
 

2009年02月24日(火)

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