年表

56) 夏のある日 [自伝本『私のこと』]

寒い冬で有名な新潟だが、実は 夏はものすごく暑い。
 
高校時代は、自転車通学だったため
よく “陽炎(かげろう)” を見た。
 
だが、それだけではない。
私は、一度だけ “蜃気楼(しんきろう)” を見たことがある。
突然 インドの寺院のような姿が 現れた。
ビックリして、友達と 自転車を止めて 眺めていた。
暑さのせいで、変なもの 見ちゃった・・・的なこととして、ながされた話だったが
とにかく 夏は暑い、蒸し暑い。
 
夏の夕立ちでも 不思議なことを経験している。
 
雨と晴れの境目のことだ。
 
やはり 高校生の時、下校のため自転車に乗っていると
目の前が 雨のカーテンだった。
下を見ると、道路に雨の線が出来ている。
一歩先では 大雨、手前は快晴だった。
まさに きれいな境目を体験した。
 
空気の流れのせいか、その境目のきれいな線は 数秒しか もたなかったが
帰宅した私は、父に興奮しながら 説明したが
あっけなく、 「また〜 大げさな〜・・・」 と あしらわれてしまった。
 
あんなに きれいな境目に 出くわすことは
もう二度とないだろう・・・。
 
誰も信じないのだが、世の中には不思議なことも あるものだ。
 
この後、私は もっと不思議な体験をすることになる。
 
 
 

2009年06月05日(金)

ページのトップへ ページのトップへ

powered by a-blog