154) 生き方 [自伝本『私のこと』]
あと何年くらい生きられるのだろう・・・。
この世に生まれてきた意味を考えると・・・などと言うと
宗教気味にとれるかもしれないが、
私って、どんな人間で どんな存在なのか・・・と、考えてみたりする。
この あしあとページの 『私のこと』 を書き始めて、約1年10か月
153話の現実を振り返ってみると、自分の素顔が露(あらわ)になっていく。
もっと細かい話題も挙げればきりがないのだが
今までの私の半生は、ざっと こんなものである。
なぜ、これを書き始めたのか・・・。
始まりは、冒頭に書いたように おもしろいことがたくさんあったので
聞いて欲しくて、私のことを教えたくて、書いたのである。
だが、書いている間 私自身 何度も励まされたのだった。
失敗したこと、悩んだこと、頑張った時期・・・。
今生きている私が、過去の自分に、やってきた事に、励まされていた。
他人に励まされた事はあっても、自分の過去に励まされる事は初めてだった。
過去の栄光・・・というわけではないが、何か一つくらい自慢出来る過去があるとすれば
それを思い出し、≪まだまだ私も頑張れるかな〜≫ なんて
勇気とパワーが湧いてくるはずだ。
子供のことも、文章に書くと ちょっと引いた目線で理想的な話に聞こえてくるから
≪今日は子供とゆっくり話をしよう ♪ ≫ なんて考えながら
優しい母親でいられたりする。
結局、私は私のために書いていたのかもしれない。
あと どれ位 生きられるか わからないが、
これから先の 残りの半生を、死ぬ間際までに書き終えたいものである。
『私のこと』 という本が、 『上』 と 『下』 として出版できたら
きっと、良かったことも最悪だったことも 全部含めて
≪なかなか いい人生だったなぁ〜・・・≫ と満足そうに
人生のピリオドが打てるような気がするのである。
何のために生まれてきたか・・・。
やりたいことをやるためである。
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