年表

98) TV 収録 [自伝本『私のこと』]

SHIMA が テレビに出ることになった。
 
スタッフ代表として、私に声がかかった。
その番組は、 『それは職業秘密です ! 』 。
様々な職業の知られざるところを クイズ形式で進め 解き明かしていく、といった番組だ。
今回は、『美容師』 がターゲットである。
 
社長である嶋は、番組に出るタレントさん達と共に スタジオで収録。
私の役割は クイズを出すシーンであったため、前もって撮っておく必要があった。
 
場所は サロン内。  
電話の音や 人の声、外部の音にも気を配りながら撮っていく。
私は 話すことは結構得意であったが、以外にも難しかったことがある。
口語体では、つい 使ってしまう 「え〜、」 とか 「え〜っと、」 という
何気なく言ってしまう “前置き” の言葉だった。
 
番組スタッフは、「うまくつなげるから そんなに気にしなくても大丈夫です。」 と言ってくれたが
やはり 完成度を求める私としては、完璧を目指し 何度も撮り直した。
大きなカメラが目の前にあるうえに、言葉を気にかけながら セリフを間違えないように・・・
しかも、棒読みにならないよう感情をこめて・・・ でも ナチュラルに・・・。
 
≪大丈夫、という割には 結構要求されてるみたい・・・≫
(最も厳しくチェックしていたのは、今の主人である。)
 
ようやく OK かと思われた その時、外部のバイクの音が・・・。 ブーーーン・・・。
みんな大笑い。
最終的には、和やかな雰囲気で 撮り終わることが出来た。
 
オンエアーの日、テレビに映っている自分の姿を見て
「こんな人、怖いよね〜 」 と笑ってしまった。
スタジオの司会者も 私が映るなり唖然としていたし・・・。
だが その後、以外にも この番組を見ていた人々から かなりの指名を頂いた。
私自身 驚いていた。
 
まぁ、いろいろあったが これも経験。
ヘアーショーや講習などでも 人前で話すことには慣れていたつもりだが
改めて、女優さんやタレントさんの大変さが理解できた。
 
今も 当時の VTR を持っているが、少々恥ずかしく 直視できない私である。
 
 
 

2009年11月13日(金)

ページのトップへ ページのトップへ

powered by a-blog