年表

148) お風呂 [自伝本『私のこと』]

外出も 家それぞれの過ごし方があるが
家の中でもたくさんの遊びが生まれるのだ。
 
中でも 思い出に残る遊びは、“お風呂” である。
 
初めは、私が入れた入浴剤が引き金となり
子供達が各自 いろいろな容器に粉を入れ、思い思いの遊びが始まった。
最初は、お風呂場で遊ぶためのおもちゃで色水を作っていたが
徐々に 家中の入れ物を探し、お風呂場は色水が入った容器だらけになってしまった。
 
入浴剤も5〜6種類と増え、毎日 色を変えて楽しんでいると
ある時、実験が始まった。
色違いの入浴剤を2つ、浴槽の左側と右側から そっと入れて 2色のお風呂を作り
出来るだけお湯を動かさないように 真ん中から そ〜っと入るのだ。
この時は、ピンク色とグリーンの入浴剤を使用・・・
長男は、自分の左側がピンク 右側がグリーンのお風呂に入れたわけだ。
だが、お湯を動かさないように入ることは 結構むずかしく
すぐに 混ざってしまい、グレー色になってしまう。
一日一回の勝負で、執念が必要なため
まだ幼い MIKU や NIKO には 叶わぬ夢となってしまったのである。
 
台風が直撃したある晩には、家中の電気を消して 真っ暗を楽しんでいた。
時々光る雷に驚きながら、キャーキャーと楽しそう・・・。
ならば ついでにと、お風呂の電気も全部消して入ってみよう、と RIKI の提案。
当時はマンションに住んでいたため、電気を消すと本当に真っ暗になってしまう。
とりあえず、全員 体を洗ってから 子供達3人を浴槽に入らせて
私が電気を全部消しに行って、真っ暗で危ない中 浴槽に入った。
皆 怖がりながら、浴槽に4人 きちんと並んで入ったのである。
すごく不思議な世界だった。
 
≪あー、写真撮りたかったなぁ〜・・・真っ暗だから無理か・・・≫
 
子供の想像やひらめきには、脱帽するしかない。
私も彼らを見習って、脳とハートが年を取らないように
たくさんのアイディアを出しながら
毎日が楽しく、そして
ひらめくことの素晴らしさを体験できるような
そんな “お家” にしていきたいと思うのである。
 
 
 

2010年05月14日(金)

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