44) 別冊マーガレット [自伝本『私のこと』]
中学の終り頃から 高校生の間、マンガ本にハマっていた。
主に読んでいたのは、集英社の “別冊マーガレット” だった。
思春期の女の子の想像力というのも すごいもので
まるで 自分の事のように、ストーリーに入り込んだりするのだ。
大好きだったのは
・くらもち ふさこ の 「おしゃべり階段」 や 「いつもポケットにショパン」
・槇村 さとる の 「愛のアランフェス」
この頃の女の子なら、一度や二度は
マンガの主人公などのイラストを描いたことはあるだろうが
私の教科書やノートも 例外ではなかった。
かわいく見える 目の大きさ、はなれ具合・・・
憧れの眼差しで描いていた ヘアースタイル・・・
まるで 十頭身はあろうかと思う ナイスバディ・・・。
いずれにしても、特徴を捉える作業の訓練をしていたわけだ。
実は、これが 今 役立っている。
時々、思っているものを絵に描いて表現出来ない人がいるが
子供の頃に、こういうトレーニング(?)をしてこなかったせいだろう・・・。
我々は、知らず知らず 後に役立つことをやっていたのである。
というより、自然にやっていたことの延長線上に
未来がある といった方が正しいのだろうか?
また この機会に、懐かしのマンガを読んでみたいと思ったのだが
現在では、インターネットでも これらが読めるというから 驚きだ。
やっぱり 私は、紙の手触りも 楽しさの一つとして
“マンガ本” を読みたいと思っている。
2009年04月24日(金)