9) 弱さのはじまり [自伝本『私のこと』]
結構 やんちゃな幼児時代だったが
この頃から 私の弱さは あからさまになる。
小学校になると、集団登校が始まった。
近所の集合場所へ行って 行列で小学校まで登校するのだった。
途中、気持ち悪くなって 歩けなくなる。
なんだか よくわからないが、吐き気に襲われる。
集合場所まではよいのだが、いざ 進み始めると、吐き気・・・。
大概、班長の兄が また家まで連れて帰ってくれる。
その後、どうやって登校したのか よく覚えていない。
学校でも、まず 月曜日の全校朝礼で、ぶっ倒れる。
校長先生の話を聞いているうちに、目の前が ふわっ〜と明るくなり
≪うわ〜きれいー・・・≫ と 思っていると、気がつくと 保健室だったりする。
遠足では、最後まで歩けたことは ほとんどなく
必ず途中から、父の背中に おんぶされて家まで帰った。
この頃は、ケイタイもない時代・・・。
どうやって 父は呼ばれたのか、今では不思議なことだ。
この話を 今、両親に聞いても 「さっぱり覚えていない・・・」 とのこと。
意外と 親の心配も 期限つきなので、心配無用といったところである。
2008年12月11日(木)